OPStoolについて

OPStool(オプスツール) は、OPSCLOUD を最適に稼働されるための様々な操作をGUIで簡単に実行できるクラウド自動運用ツールです。

Amazon Web Services(AWS)もしくはMicrosoft Azure のクラウドサービスそれぞれに適した処理をあらかじめ組み合わせてひとつのジョブとしてご提供します。
お客様は、実行したい操作(ジョブ)を選ぶだけで、OPStoolがクラウド構成に合わせた最適な処理を選択して実行します。

OPStoolのメリット

  • システム担当者やインフラ担当者がいなくても、簡単GUIでの直観的な操作で日々の運用をサポートします。
  • クラウドサービス間の操作の違いを意識せず、実施したいジョブを選ぶだけで処理が完了します。
  • 「もったいないモニター」のアドバイスに従って実行するだけでクラウドコストの無駄を省けます。
  • 通常の操作では数ステップに渡る操作をひとつのジョブ実行ですべて自動処理されます。
  • 「予約機能」を使うことで操作の効率化が図れます。

標準OPStoolと拡張OPStool

GUIによる簡単操作のクラウド自動運用ツール(標準OPStool)と、時刻指定や日付指定などの予約登録によるクラウド運用操作が可能な拡張OPStool(add-on OPStool)がご利用いただけます。

add-on OPStool は想定される実行回数に合わせて3つのプランをご用意しております。

OPStool操作画面

OPStool実行画面

OPStool実行画面

ジョブ予約登録画面

ジョブ予約登録画面

ジョブ一覧画面

ジョブ一覧画面

OPStool ユースケース

就業時間以外は利用しないシステムの停止

OPStool の「インスタンス停止」、「インスタンス起動」を予約登録することで、就業時間以外はインスタンスを停止することが可能です。
これにより月間稼働時間が744時間だった インスタンスが240時間程度に(約65%)削減できます。
(土日祝祭日停止、営業日20時から翌営業日8時まで停止させた場合の大よその削減効果)

規則的な低負荷時間のインスタンススペックダウン

もったいないモニターで規則的に低負荷(もったいない)状態が続いているようなとき、登録した予約時刻に合わせて「インスタンスタイプ変更」を実行することでインスタンスをスケールダウンさせることが可能です。 もったいなくない時間帯になったら再度「インスタンスタイプ変更」を実施してインスタンススケールアップを行えば、効率的にインスタンスが利用でき、無駄なコストを削減できます。 深夜帯のアクセスが減る社内システムなどに有効です。

OPStoolご利用料金

拡張OPStool(add-on OPStool) は想定される実行回数に合わせて3つのプランをご用意しております。 OPStool月額基本料は OPSCLOUD 利用料に応じて変動し、実行回数によってプランが異なります。

プラン 月額基本料 基本料に含まれるジョブ実行回数 超過したジョブ実行費用
Economy OPSCLOUD 利用料の20% 200回まで 90円/1回
Business OPSCLOUD 利用料の25% 500回まで 60円/1回
Enterprise OPSCLOUD 利用料の30% 1,500回まで 30円/1回

add-on OPStool ご請求例

請求例① OPSCLOUD 利用料が20,000円/月で
Economyプランをご契約頂き、
月80回ジョブを実行した場合

OPStoolご利用料金 :4,000 円

(うち、超過費用:0円)

請求例② OPSCLOUD 利用料が20,000円/月で
Economyプランをご契約頂き、
月220回ジョブを実行した場合

OPStoolご利用料金 :5,800 円

(うち、超過費用:1,800円)

※ 本価格はサービス正式リリース前の参考価格です。サービスをリリースする時期および、お申込みいただく時期によっては料金が変更になる場合がございます。

AWS 向け OPStool

標準 OPStool

OPSCLOUDに標準装備されていますので、OPSCLOUDをご利用いただければすぐにご利用いただけます。 OPStoolの実行は、OPSCLOUDダッシュボードから簡単に実行いただけます。 OPStoolの時刻指定や日付指定、曜日指定などの予約登録による予約実行をご利用になられる場合は add-on OPStoolをご利用下さい。 ※add-on OPStoolは現在開発中です。開発が完了したOPStoolは、逐次カスタマーポータルからご利用頂けるようになります。

サービスカテゴリ ジョブ名 ジョブ内容
EC2 EC2 起動

EC2 インスタンスの起動を行います。
EC2 が ELB に関連付けされている場合は、ELB の関連付けを起動に併せて自動で行います。

EC2 停止

EC2 インスタンスの停止を行います。
EC2 が ELB に関連付けされている場合は、ELB の関連付けの解除を自動で行うことで、サービス影響を最小限に抑えます。

EC2 再起動

EC2 インスタンスの再起動を行います。
EC2 が ELB に関連付けされている場合は、ELB の関連付けの解除、ELB の関連付けを自動で行うことで、サービス影響を最小限に抑えます。

EC2 インスタンスタイプ変更

EC2 インスタンスのインスタンスタイプを変更します。
EC2 インスタンスの停止やELB の関連付けなど付随する処理を実行するので、煩わしい処理を行うことなくインスタンスタイプを変更することが可能です。

EC2 削除
(近日リリース予定)

EC2 インスタンスの削除を行います。
不要な EC2 インスタンスを削除することで、不要な課金を削減します。

ELB インスタンス関連付け
(近日リリース予定)

指定の EC2 インスタンスを ELB と関連付けを行います。
メンテナンス時など、「ELB インスタンス関連付け解除」でELB の関連付けを解除し、通常運用に戻すときに利用します。

ELB インスタンス関連付け解除
(近日リリース予定)

指定の EC2 インスタンスを ELB と関連付け解除を行います。
メンテナンス時などELB の関連付けを解除した上で作業を行い、「ELB インスタンス関連付け」を実行することで通常運用に戻すといった利用が可能です。

RDS RDS再起動

指定のRDS インスタンスの再起動を行います。
マルチAZ配置のインスタンスの場合、フェイルオーバーを実施するか選択可能です。

RDSインスタンスタイプ変更

RDS のインスタンスタイプを変更します。
適切なインスタンスタイプに変更することで処理能力を調整することが可能です。

拡張OPStool(add-on OPStool)

標準OPStoolを含み、すべてのOPStoolをご利用いただけます。
また、時刻指定や日付指定、曜日指定などの予約登録によるジョブの実行が可能です。 ※下表のOPStoolは開発予定のOPStoolです。開発が完了したOPStoolは、逐次お客様がご利用頂けるようになります。

サービスカテゴリ ジョブ名 ジョブ内容
EC2 EC2 スナップショット取得
【予約登録機能あり】

指定した EC2 インスタンスのスナップショットを作成します。
EC2インスタンスの停止を行わずにスナップショットを作成します。
オンデマンドな即時実行と開始時刻を指定した予約実行の選択、EBS 単位で指定してスナップショット作成が可能です。
停止できないシステムやファイル変更の少ないシステムなどでご利用頂けます。

EC2スナップショット取得(EC2停止)

指定した EC2 インスタンスのスナップショットを作成します。
「EC2 スナップショット取得」と同様、実行は、オンデマンドな即時実行と開始時刻を指定した予約実行をお選び頂けます。
また、EC2 インスタンスの停止やELBの関連付け、スナップショット作成後のインスタンスの起動といった一連の作業を合わせて行うので、誰でも簡単に確実なスナップショットを作成可能です。

EC2スナップショット削除
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定したスナップショットの削除を行います。
定期的に実行することで、無駄なスナップショットの削減を行います。

AMI 作成(インスタンス)
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定のEC2インスタンスからAMIを作成します。
EC2 が ELB に関連付けされている場合は、AMI 作成処理の前後で ELB の関連付け解除、ELB の関連付けを行うことで、サービス影響を最小限に抑えます。

AMI 作成(スナップショット)
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

あらかじめ作成されているスナップショットからAMIを作成します。
ただし、Redhat など OS ライセンスが必要な OS の場合は利用できませんので、その場合は、AMI 作成(インスタンス)をご利用ください。

AMI 登録解除
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定の AMI の登録を解除します。
合わせてAMIが利用するスナップショットを同時に削除することで無駄なスナップショットを削減します。

ELB ヘルスチェック変更
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

ELB のヘルスチェック設定を変更します。
ヘルスチェックの間隔だけではなく、チェックを行うURLを変更することで、サイトリニューアルなど URL 変更に対応します。

ELB 証明書更新
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

AWS Certificate Manager (ACM) ではなく、サードパティ製のSSL証明書を利用している場合、SSL証明書の更新を行います。
面倒な証明書のアップロードなどCLIで行う処理をWeb UI から実行可能です。

EBS EBS ボリューム作成(新規)
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定したサイズで新規 EBS ボリュームを作成し、指定のEC2 インスタンスにアタッチします。
ボリュームの作成からアタッチまでを自動で行うことで、OS でのマウント・フォーマット操作のみで新しいボリュームを利用できます。

EBS ボリューム拡張
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定した EC2 インスタンスの指定したボリュームを指定したサイズに拡張します。
EC2 インスタンスの停止、EBS スナップショットの作成、新規 EBS ボリュームの作成、EC2 インスタンスからのデタッチ、EC2 インスタンスへのアタッチといったボリュームサイズ拡張に必要な処理をすべて実行しますので、面倒で複雑な一連の処理を数ステップで実現します。

EBS ボリューム削除
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定した EBS ボリュームを削除します。
バックアップ目的で作成したボリュームなど不要なボリュームを削除することで、無駄な EBS ボリューム料金を削減します。

EBS ボリュームアタッチ
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定した EBS ボリュームをアタッチします。
「EBS ボリュームデタッチ」と組み合わせることで、データ用ボリュームを別の EC2 インスタンスにマウントして利用したり、障害対応などにご利用頂けます。

EBS ボリュームデタッチ
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

指定した EBS ボリュームをデタッチします。
「EBS ボリュームアタッチ」と組み合わせることで、データ用ボリュームを別の EC2 インスタンスにマウントして利用したり、障害対応などにご利用頂けます。

RDS RDSスナップショット取得
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

RDS のスナップショットを作成します。
定期スナップショットとは別に即時実行、実行日時を指定するスケジュール実行が可能です。
「EC2 停止」、「EC2 起動」などと組み合わせることで、アクセス元の EC2 インスタンスを停止してスナップショットを作成することで、確実なバックアップとしてスナップショットを作成することが可能です。

RDS スナップショット削除
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

RDS のスナップショットを削除します。
不要なスナップショットを削除することで、無駄なスナップショット課金を削減します。

VPC セキュリティグループ追加
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

セキュリティグループのインバウンド設定に指定のネットワークアクセス許可設定を追加します。
「EC2 インスタンス起動」と組み合わせることで、踏み台サーバを利用するときだけ起動し、ネットワークアクセス許可を設定することで、セキュリティを確保しながら EC2 インスタンス費用を削減するなど、一時的なアクセス許可を設定することが可能になります。
また、実行日時を指定するスケジュール実行を「セキュリティグループ削除(インバウンド)」と組み合わせて利用することで、就業時間のみアクセス許可を与えるといった使い方も可能です。

セキュリティグループ削除
【予約登録機能あり】
(近日リリース予定)

セキュリティグループのインバウンド設定から指定のネットワークアクセス許可設定を削除します。
「セキュリティグループ追加(インバウンド)」を利用して、一時的なアクセス許可を設定し、ネットワークアクセスが不要になったらアクセス許可設定を削除することでセキュリティレベルを高めます。
また、実行日時を指定するスケジュール実行を「セキュリティグループ追加(インバウンド)」と組み合わせて利用することで、就業時間のみアクセス許可を与えるといった使い方も可能です。